外国人従業員の
パスポート期限切れ対策
結論:直ちに違法ではないが、更新手続きが詰む!
パスポートが切れても「在留カード」が有効ならオーバーステイにはなりません。
しかし、在留期限の更新や海外渡航ができなくなるため、早急な対応が必要です。
パスポート (旅券)
- 発行:母国の政府
- 役割:国籍・身分の証明 (ID)
- ※更新場所:日本にある大使館・領事館
在留カード
- 発行:日本の法務省 (入管)
- 役割:日本に滞在する許可証
- ※ここが有効なら滞在は合法
パスポート切れの2大リスク
海外渡航不可
一時帰国や海外出張ができなくなります。
ビザ更新・変更ができない
入管への申請には「有効なパスポート」が必須。これが最大の落とし穴です。
会社ができるサポート
こんにちは!行政書士の若林しずかです。
今回は、「在留カード」と「パスポート」の法的な役割の違い、そして、パスポートの有効期限が切れてしまった場合の問題について解説します。
【大原則】「在留カード」と「パスポート」は別物
この2つの書類の役割の違いを理解することが重要です。
パスポート(旅券)
- 発行元:母国の政府
- 役割:「国籍」と「身分」を国際的に証明するID
在留カード
- 発行元:日本の法務省(出入国在留管理庁)
- 役割:日本に中長期間在留する許可を証明するもの
日本での滞在の合法性は、在留カードに記載された「在留期間の満了日」によって決まります。パスポートの期限が切れても、それだけでオーバーステイにはなりません。
なぜ有効なパスポートが必要なのか?
問題1:海外への出国・再入国が原則としてできなくなります
有効期限が切れたパスポートでは、出入国審査で認められません。
問題2:在留資格の更新・変更申請に、大きな支障が出ます【重要】
入管への申請には「有効なパスポート」が必須。窓口でもオンラインでも、有効なパスポートがなければ申請は受理されません。
正しい手続き:大使館・総領事館で「更新」する
パスポートの更新手続きは、日本にある、ご自身の国籍国の大使館・総領事館で行います。国によって数週間から数ヶ月かかることもあります。
会社としてできるサポート
最も効果的なサポートは「予防」です。
- 期限管理パスポートの有効期限も、人事データとして管理しておきましょう。
- 事前リマインド半年前〜1年前に「更新手続きが必要ですよ」と声をかけましょう。
- 休暇への配慮大使館は基本的に平日のみ。有給休暇を取得しやすいよう配慮しましょう。
パスポート更新・在留資格でお困りなら
パスポートの期限切れに気づいたとき、在留資格の更新が迫っているとき——当事務所では入管との調整を迅速に行い、状況に合わせた最善の対応をご提案します。夜間・休日のご相談もOK。
在留カードとパスポート、この両輪が常に有効であることが不可欠です。会社として両方の期限管理をサポートしてあげることが、真の定着支援に繋がります。
